今思うと、私の周りのカイロプラクターさん、整体師さんたちは、ちっともこの変形性股関節症のことを理解していなかった。
矢野先生(謙虚な素晴らしい先生!)だってまだわからないことがあると書いてらっしゃったのだし、ベテランだとか熱心だとかは関係無く、ほとんどの人がそういうものなんだろう。
以前、顔見知りの熱心なベテランカイロプラクターさんに「そんな歩き方をするなら、杖を使った方がいいですよ。」と言われたが、そのほぼ一年後、つまり昨年末からダンサーさんに勧められたのをきっかけに杖を使い始めて、ずいぶん杖に慣れてしまった。
でも、本当は杖は使わない方が良かったことをようやくこの夏に神戸の鍼灸師さんに教えていただいて、杖を使い始めたことを後悔していた。
というのも、ここのところ、以前のように立ち上がった時に痛むことも無くなり、回復しているのは実感するものの、依然として歩けないのなぜかと思い、本を読んで勉強しようと思ったが、歩く方法は今ひとつ見つけられなかったからだ。杖を使っていなければ、もう少し足の筋肉も発達したかもしれないのに。
しかし、ずっと杖やポールを使って、うっかり腕の力に頼っていたせいかもしれないと気づいた。
思い切って、せめて家の中では杖を使わないことにしよう。足を働かせよう。
というわけで、少なくとも、変形性股関節症で常識とする「なるべく歩かない」「杖をついて庇う」は責任を持ってアドバイスするべきだと私は思う。
(補足:この時はそう考えたが、今となってはよくわからない。ただ、動かさないのはあまり良くないかもしれない。無理しないのは当然だけど、全く動かないのは良くない気がする。)
エゴスキューの本を買って、やってみた。実は無料体験にも行ってきたのだけど、本に載ってるけれどエクササイズをやる前とやった後を実感出来たような気がする。上半身を中心にしたエクササイズで立つことがかなり安定した。なので、巨大迷路の渋谷や、名古屋へ行くのに困難が少なく、金銭的、時間的に余裕がある方には個人セラピーをお勧めする。
なかなか行けない方は、「egoscue」でYouTubeを検索してみよう!
英語圏ではたくさんの動画が公開されている。
https://www.youtube.com/results?search_query=egoscue
そして、字幕機能を使えば単語を拾ってだいたいの意味もわかるはず。下記にその方法をアップしたので、ぜひ見てくださいね。
変形性股関節症を理解していないほとんどの治療院に行くよりは、お金も時間も無駄にならないし、効果のあるエクササイズを見つけることができるはず。
ただ、私の場合、富士温泉病院で全身のレントゲンを撮っていただいて、首や足、外反母趾などに問題が無いことを確認した上なので、もしかしてエゴスキューのAmazonブックレビューで「個人セラピーに行ったけど、効果が無い」と書いている人は、股関節以外に重大な問題があって、インストラクターがその原因を見つけられなかったのかもしれない。だとすると、どのエクササイズに効き目を感じるか試してみると良いと思う。私自身、肩を動かすエクササイズで足に効果を感じたので、色々やってみることをお勧めする。
そもそもエゴスキューの考え方自体が、体をひとつのユニットとして捉え、歪みを無くし全身を正しくデザインし直そうということなのだから。
それでも見つからない時は、温泉病院のようにきちんとした診断をしてくれる希少な整形外科を探すのが良いかもしれない。くどいですが、本当に富士温泉病院は貴重なんです!
(神戸には、詳細なMRIを撮ってくれる病院があるそうです!)
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