私はマンガが好きだ。
小さい頃、近所のおばちゃん(ゆきよちゃんのお母さんだから、おばちゃん、と呼んでいたが、今思うとまだおばちゃんのような年ではなくて、20-30代だったのではないかと姉が言った。確かに。)が大量に少女マンガ雑誌を購入していたので、なかよし、りぼん、マーガレット、少女コミック、別冊少女なんとか、みたいな雑誌をめちゃくちゃ読んでいた。
母からも特に怒られることも無かったので、読み放題天国で、姉、妹と共に読みまくったものだった。
いかにもな少女マンガと一線を画した存在、近藤ようこさんのマンガ五色の舟 (ビームコミックス)を久々にKindleで読んだ。
原作に俄然興味を持った。見世物小屋一家の妖しくて奇妙なファンタジーに彩られた物語。「家族」として集った皆のあたたかで、少しさみしい、うしろ髪を惹かれる読後感。原爆ドームがこのような華やかな建物として存在していたことを初めて知った。
そして今日はようやくこの本が届いた。
明るい。かなり明るい人のようだ。読み始めただけでもちょっと痛みが軽減しているような気さえする。
このところ、「あ、やっぱり動くんですか?」と私の体も問うているように思う。要するに、ポキポキと鳴り出して、動き始めているように思うのだ。よーしガンガン動くし、読み進めるぞ!
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